タスクサーバを設定する
いくつかの準備を行ったら、タスクサーバとして使用するコンピュータに「
Remote Desktop
」
をインストールします。このコンピュータには、クライアントのシステムとファイルに関する情
報のデータベースが保存されます。まず、データを保存する場所を管理用コンピュータにするか
リモートコンピュータにするかを決めます。デフォルトではデータベースは管理用コンピュータ
に保存されますが、収集したデータの場所を変更することもできます。
別の
Apple Remote Desktop
管理用コンピュータのデータベースを使用する場合は、ほかの
Apple Remote Desktop
管理者に対してデータアクセスを許可するようにそのデータベースを
設定する必要があります。デフォルトのタスクサーバは、「
Remote Desktop
」をインストール
したコンピュータです。
警告:
レポートデータベースの場所を最初の設定時に選択した場所から変更する場合は、 クラ
イアントコンピュータのデータ収集ポリシーを再設定する必要があります。データベースは移
動しませんが、次回のデータ収集時に再生成されます。
第
9
章
タスクを自動化する
167
タスクサーバを設定するには:
1
サーバとモバイル管理用コンピュータに
1
つずつ、合計
2
つの
Unlimited
マネージドシステム・ラ
イセンスを持っていることを確認します。
2
サーバに接続されたディスプレイとキーボードを使って、サーバに「
Remote Desktop
」をイン
ストールします。
サーバに入出力装置がない場合は、
「
Remote Desktop
」の
kickstart
ツールを
SSH
経由で使っ
て「
Remote Desktop
」の共有を有効にし、ほかのファイルコピー用コマンドラインツールを
使って「
Remote Desktop
」アプリケーションをインストールします。詳しくは、
163
ページの
「
kickstart
を使用する」を参照してください。
3
インストールが完了したら、「
Remote Desktop
」を起動し、設定アシスタントを使って設定し
ます。
別のコンピュータをタスクサーバとして使用するかどうかを設定アシスタントから確認された
ら、デフォルトのままにします。これによって、別のタスクサーバを使用しないことになります。
4
設定アシスタントが完了したら、「
Remote Desktop
」を起動してこのサーバのタスクサーバを
設定します。
「
Remote Desktop
」>「環境設定」>「タスクサーバ」と選択し、
「このコンピュータのタスク
サーバを使用」と「このサーバへのリモート接続を許可」を選択します。
5
「
Remote Desktop
」を使って、クライアントコンピュータを検出できることを確認します。
スキャナを選択し、クライアントコンピュータのネットワーク範囲をスキャンします。使用する
クライアントコンピュータはすべて検出されるはずです。
「すべてのコンピュータ」リストにク
ライアントを追加したり、このサーバで「
Remote Desktop
」を開いておく必要はありません。
この手順では、ネットワークを利用できるかどうかだけを確認します。
6
「システム環境設定」を開いて、タスクサーバ管理者に「レポート作成」アクセス権を付与します。
詳しくは、
65
ページの「
Apple Remote Desktop
の管理者アクセス」を参照してください。