マスターコピーから項目を復元する
クライアントコンピュータでは、システム以外のソフトウェアをマスターコピーから復元できま
す。これは、各クライアントコンピュータに同じソフトウェアがあるようにしたい場合に便利で
す。
170
ページの「予約したタスクを設定する」の手順に従って、ソフトウェアの復元処理を自
動化できます。
コピーしたい
Mac OS X
アプリケーションと項目を含むディスクイメージの作成から始めること
ができます。または、ハードディスク、
CD
、ディスクパーティション、その他のディスクなど
のローカルディスクからファイルをコピーすることができます。
「項目をコピー」コマンドでは、隠されている(つまり、
「
Finder
」に表示されない)システムソ
フトウェアはコピーされません。コピーできるのは、「アプリケーション」フォルダ、
「ライブラ
リ」フォルダ、
「ユーザ」フォルダ、およびコンピュータの管理者ユーザが作成したハードディ
スクのルートにあるフォルダです。
重要:
「項目をコピー」
機能を使って、
Mac
OS
X
システムソフトウェアをクライアントコンピュー
タにコピーすることはできません。
項目のコピーコマンドを使用してファイルを復元するには:
1
復元するファイルがあるボリュームのマスターコピーを作成します。
予備のハードディスク、
CD
、マウントしたディスクイメージ(
.dmg
)ファイルなど、任意のボ
リュームを使用できます。
2
マスター・コピー・ボリュームを管理用コンピュータにマウントします。
マスター・コピー・ボリュームはローカルボリュームである必要があり、ネットワークを介して
マウントすることはできません。
3
「
Remote Desktop
」を開きます。
4
Remote Desktop
ウインドウでコンピュータリストを選択します。
5
選択したコンピュータリストで
1
台以上のコンピュータを選択します。
6
「管理」>「項目をコピー」と選択します。
7
マスター・コピー・ボリュームを「項目をコピー」リストに追加します。
8
コピーオプションを選択します。
コピータスクで使用できるオプションについて詳しくは、
117
ページの「コピーオプション」を
参照してください。
9
このイベントを別の時間に予約するか、繰り返すように設定したい場合は、予約ボタンをクリッ
クします。
イベントの予約について詳しくは、
170
ページの「予約したタスクを操作する」を参照してくだ
さい。
10
「項目をコピー」をクリックします。
第
8
章
クライアントコンピュータを管理する
121